485.熊本日日新聞 2023年12月23日
   熊本・黒川温泉で「湯あかり」始まる 竹製の灯籠彩る
 24年3月31日まで

12/23(土) 21:15配信 

黒川温泉街の川面を彩る鞠灯籠=22日、南小国町(熊本日日新聞)

 黒川温泉(熊本県南小国町満願寺)の冬の夜を彩る「湯あかり」が23日、始まった。竹で編んだ球形の「鞠[まり]灯籠」約300個や高さ約2メートルの竹をくりぬいた「筒灯籠」の柔らかな明かりが、温泉街を優しく包み込む。

 放置された竹林の間伐、再生活動として2012年冬に始まり、今年で12年目。11月末から旅館関係者らが、温泉街を貫く田の原川や集会施設「べっちん館」、バス停などに飾り付けた。せせらぎが聞こえる川面に幻想的な光が揺れる。


黒川温泉街の川面を彩る鞠灯籠=22日、
南小国町(熊本日日新聞)
 22日夜は小雪が舞う中でプレ点灯があり、観光客らがカメラを向けていた。黒川温泉観光旅館協同組合の北山元事務局長(47)は「湯あかり期間中に宿泊を希望する問い合わせが多い。皆さん、楽しみにしてくれている」と話した。

 来年3月31日まで、日暮れから午後9時半の間、点灯する。
  (花木弘)
最終更新:12/23(土) 21:15
熊本日日新聞